アオッサ5階に在ります福井市中央公民館では様々な講座を開講しております。
18歳~39歳の方を対象とした「青年講座」は、曜日や内容によって「お茶のもてなし」「ボディメンテナンス」「簡単クッキング」「和文化」「美文字」「大人のたしなみ」6種の講座に分かれ、年間を通して受講できます。
今年の「大人のたしなみ」講座では、11月に「イマドキのブライダルマナー」12月「パーティマナーの実践」講師を担当させて頂いております。
11月10日に開講されましたイマドキのブライダルマナー☆
「結婚式に招待される側のマナー」についてお伝えさせて頂きました。
・招待状の扱い方
・祝儀袋の扱い方
・袱紗の扱い方
・身だしなみのポイント~服装について
・お辞儀の仕方
・招待客側の配慮 など
近年、祝儀袋は様々な色や形があり、お金を包むだけではない受け取った側に喜んでいただく、楽しんでいただく為の工夫やデザインがされてます(^-^)
ここで一つ
古来の水引きの色は「白一色」でした。
日本は陰陽道の影響をから『白=太陽の光色』として、神聖な「陽」を意味することから水引きの色に意味(想い)を表しています。
最近では種類豊富な祝儀袋で見た目も明るく華やかですが、気を付けていただきたいのが「水引きの結び方」
結婚のお祝い事、お見舞いにも使用される
→「結び切り」「あわび結び」「真結び」といった
『一度きりであること・固く結ばれる』ことを結び方にも意味(想い)が込められています。
↓
また、出産祝い、入学祝い、長寿祝いなどのお祝い事には
→「蝶結び」「もろわな結び」といった
『何度繰り返してもよいこと・再び祝い事がおきる』意味(想い)が込められています。
物や形に込められた「想い」は『対物マナー』の一つです。
例えば
・玄関先でスリッパがキレイに並んで用意されている
・客人のために花が生けられている
・段差への注意を示す立て札がある
・WCでトイレットペーパーがキレイに三角折りされている
直接、人対人がその場で表せるマナーは『対人マナー』ですが、誰かが誰かのために「物や形、景色や居心地」にマナーの息吹を入れ表すことが『対物マナー』(^-^)
祝儀袋も対物マナーを感じられる素晴らしさがあり、自分の代理でもあることに気づいていただけると何気ない日常や目に映る物へも温かな気持ちになりますね。