学力と人間力

福井学園 福井南高等学校の1・2学年158名の皆様に講話させて頂きました。

前日に、おめでたき卒業式が行われ文中失礼ながら「御卒業おめでとうございます!」

 

後輩の皆様、見守ってきた先生方、見送る心境は胸熱くなられたことかと。

旅立つ生徒と今春からの新入学生

春は名残も次の活力に変えるほど

雪解けからの芽吹きのように、うららかな気持ちに包まれますね。

さて、卒業式の翌日に私のために会場準備を整えて頂き、先生方をはじめ生徒の皆様、ありがとうございました。

この度、「勉強以外にも人間力が身につくよう教育に力を入れている」「さらに社会性も大切であることをしっかりと生徒に理解してほしい」とのご依頼を頂きました。

先生方がおっしゃられるようにハキハキとした挨拶は勿論、とにかく積極的な生徒が多いことに驚きました。

講話が始まる前から、恥ずかしがらずに目を見て挨拶をされる生徒さん。

講話中に手をピンっと伸ばして質問される生徒さん。

講話終了後、控室に戻るまでの廊下で私への感想を直接伝えに来てくれた生徒さん。

こちらからの促しにも自分たちの考えを皆さん笑顔で答えてくださいました。

そして、会場内には1年生と2年生が一緒に座られていたのですが、先輩後輩の壁を感じさせない独特の場内。

先輩後輩が互いに受け入れている仲の良い雰囲気に、先生方が伝えてきた「人間力」がしっかりと響いているのだと感じました。

近年、若者の「率先した積極性」「対人コミュニケーション力」の低下が全国的にみられる中、人間力を培うには人との交流以外にも環境が問題化しております。

便利な時代だからこそ、自らの力を出しきれていない。

本人は気づいていない部分ではありますが、力を出せる環境が個人の成長と気づきになるのではないでしょうか。

私の話が皆さまのこれからに気づきと成長のきっかけとなれば幸いでございます。