越前市 一陽にて社会応援サポート

福井県越前市に在る児童養護施設一陽様にて

高校生対象の第二回社会応援サポートを実施致しました。

一陽様は小舎制施設であり、一般家屋に近い居住空間で、少人数の子どもたちが家庭的に暮らすことができる施設形態となっています。

国内でも常に先見の取り組みをされていらっしゃることから、県外の施設や専門の内外の方が多く見学に来られています。

また、一陽様の取り組みや姿勢が注目され、TV収録や本も発刊され、様々な勉強会も率先して行われています。

私も初めて見学させて頂いた時は、施設の概念を覆されました。

子供たちのために行き届いた施設の造りが、何年も先を見据えて建てられており、一人ひとりのお部屋にも児童を尊重する部屋作りとなっていました。

これまでの経験から、どのような動線でどのような体制でいるべきか。

細部にまで意味があり、そのことを包み隠さずに教えて下さり、終始驚きと感動に胸が熱くなったことを今でも覚えています。

この度、社会に出る前から知っておくことで日頃の日常生活にも役立つマナーについて、施設職員のPT(プロジェクトチーム)の皆さまと昨年より打ち合わせを重ね、実施出来ましたこと心より嬉しく思います。

◆マナーとは

◆第一印象の重要性~身だしなみ

◆表情から伝わるコミュニケーション

◆相手との距離感

◆お辞儀

◆話し方

についてお伝えさせて頂きました。

 

人は何気なく会話(対話)していることが、時に苦痛に感じることもあります。

人が独りでいることが、時に楽でいられたり、時に苦痛に感じることがあります。

人は誰にも気づかれたくないと思ったり、気づいてほしいと思ったりします。

人は誰かに冷たくされたと感じたり、温かさを感じたりします。

 

人が人をどのような存在として感じているのか。

どのような存在として思っているのか。

とてもデリケートで複雑だからこそ、不規則で流動的な心を誰もが持っています。

「自分だけが」「あなたにはわからないでしょ」と自分も相手も否定してほしくない。

「人が人を育てる」ことに年を重ねれば重ねるほどわかってくる。

その有り難さを出来る限り、早くからわかってもらえたら、交流の渦の中でも喜びとして思えるのではないでしょうか。

児童養護施設で生活する児童は自己肯定感が少なく、自分自身に対して自信を持てない子が多いのです。

子供たちが社会に向かってたくましく成長し自分らしく歩める

その時には、私の声が成長の中での1ページの1行になれていれば幸いでございます。

当日の職員の方に講座の様子を撮影協力して頂きました。

開催記録としてまとめて頂きありがとうございました。